ひょんなことから人生初のMRI検査することになったけど、怖くも痛くもなかったよ!って話です。
事前に調べたら怖い記事が多かったので、一つでも明るい記事をネット上に増やそうという取り組み。
※素人の体験記です。医療に関する情報は正確ではない場合もあります。あくまでイチ体験談としてお読みください。
ひょんなきっかけからの初MRI
女性は35歳になると体調が大きく変化するといいますが・・・
まさしく35歳の誕生日を目前にして腎盂炎に苦しみました。
え、そこフライング??
で、なんやかんやありつつも病院に駆け込み腎盂炎は無事に回復。
(私は入院せずに済んだけど、結構大病らしいので思い当たったら侮っちゃダメだぞ!!)
後日、水腎症の可能性がないか見ておきましょう、ということでエコー検査をしてもらうことに。
したらば腎臓は問題なかったものの、肝臓になにかある・・・と。
でもその時点で、多分深刻なものでなく生まれつきある「血管腫」で特に心配ないものでしょう、と。(ほとんどの場合は見つかっても手術や治療はせず、たまに経過観察する程度とのこと)
でも万が一があるのでほんとに血管腫か確定診断しましょう、ということでMRIをすることに。
この時はいよいよ私もMRIかー、と医療マンガ好きとしてはちょっと楽しみでもありました。
ラジエーションハウスとか。
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ナイチンゲールの沈黙とか。(小説だけど)
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楽観視してたら衝撃の事実を告げられる
診てもらった医院には設備がないため、外部の撮影専門クリニックを紹介してもらうことに。
それ知っとるで。フラジャイルで高柴先生が開業したやつですやん。(あれは読影専門のクリニックだったからちょっと違うか)
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早速予約をしようとクリニックに連絡を取ったところ、衝撃の事実。
「造影剤を使ったMRIになりますので・・・。」
え。
えええええええええーーーーーーー
過去旦那が造影剤を使った検査をした後具合が悪くなったことがあり・・・。しかもなんかその検査前に筋肉注射してて「それがめっちゃ痛くてカッってなって肉体改造されるかと思う妄想すらした(厨二脳)」とか言ってて結局その注射がいまだに何の注射だったのか謎っていう・・・ネットで調べてもそんな話出てこず。
当時、看護師さんは検査の不安を和らげるお薬打ちますねーって言ってたけど今から思うとそれも謎。
あれが造影剤の一種だったんだとしたら・・・・・・。
一気に不安増大。ガクガクガクガクガク。
万が一具合が悪くなった時にフォローしてもらえるようにヒヨって旦那が家にいる土曜日に予約。そしてその日は誕生日前日だがなにも他の予定は入れぬヒヨりっぷり。
ググる。そして不安。
MRI検査や造影剤のことを調べても狭い・怖い・不安、ばっかりであんまりいい記事出てこず。
そしてやっぱり謎の不安を和らげるお薬がなんなのかわからず、あれ自体が造影剤なのか検査とセットなものなのかも出てこず・・・。
別件でMRI経験者の旦那は「別になんともない」「寝られる」「工事現場の音よりはうるさくない」とフツーの様子・・・(でもMRIでは造影剤未経験)
あああ、大丈夫か造影剤。
当日来る。
当日。紹介されたクリニックに到着。ホテルか!ってくらいきれいな内装に若干キョドる。
受付のサバ缶レシピ本を読んで不安を紛らわす。美味しいよねサバ缶。
案内のなかで造影剤には可能性はとても低いものの副作用があることを説明される。(最悪死亡も)
そこで旦那の例を聞くと多分CTだったんじゃないですか?とのこと。CTの造影剤はヨードなので具合が悪くなる人が比較的多いらしい。
あ、そうだそうだ思い出した!CTでした!!
MRIの造影剤は痛くも無いし具合悪くなることもほとんどないですよ、と言ってもらいちょっと安心。
比較的多いと言っても、CTの造影剤での副作用も3%程度と低いようなので、あの時の旦那の不調は造影剤が原因じゃなかったのかもな―。
いよいよ撮影へ
説明を受けたら検査着に着替えて、準備の部屋で造影剤用の針を入れる。別にそこまで痛いわけではなく採血程度。結論、痛みと言えるのはココだけでした。
はいココ大事!!安心してください!!
入ると。出ましたいろんな漫画やドラマで見たMRI!!
腹部撮影だったので、お腹に重し(なんとなくの間隔で5kgくらい?)を載せて固定。うっかりムニャァ・・・って無意識に動いちゃう心配がなくなりました。
音消しと通信用に、クラシック音楽が流れたヘッドホンをつけてもらう。
幻想即興曲とか英雄ポロネーズとかくるみ割り人形とかテンション高めのクラシック曲で逆に不穏。
犯行がバレた真犯人とかが逆切れして暴れたりするときにシリアスとコミカルのギャップを演出するために流れるイメージのラインナップ・・・。
多分寝ないようにテンション高め・爆音だったんだと思います。
よく「怖い理由」とされがちな顔と天井の距離はたぶん10cmくらい。
私は閉所恐怖症とかではないので特に怖いとかは無かったですが、確かにそういった方には狭く感じるのかも・・・。
後ろ向きにスライドして機械の中に入っていくのがホーンテッドマンションでゴンドラが後ろ向きに下がってく時っぽい。ちょっとスイーっと早めだったのでここも不安な人は不安ポイントかも。でもぶつからないよ!
途中、ヘッドホンから息を20秒くらい止めるように数回指示が入る。MRIは動きに弱いので、呼吸でおなかが上下するのもブレてしまうんだとか。
20秒、意外に長くてきつかったので、具合が悪い人にはもっと酷なんじゃなかろうか・・・。
その止めてる間は、いかにも撮影してまーす、ないつもと違う音が。
とか
とか、コレなんのトレーニングだよバージョンも。
自分でカウントしておくと目安が分かるので頑張れる気がします。一回カウントするの忘れて心が折れそうになった。
そんなかんじで結構音のバリエーションが豊かですMRI。確かに音の種類としては不安感をあおる感じのものばっかりなので、前情報ナシだとエラーでも起きた!?爆発するの!?ってなりそう。
そうこうしてるうちに、『造影剤入れまーす』の指示。え、まだ入ってなかったの。(点滴の針はずっと繋がりっぱなし)
入りまーす、の掛け声と共に、腕から肩の方に一瞬ヒヤァ~っとする感覚が。
ウナクールでも塗られたような。それも3秒くらいで消失。その後も最後までなにも体調に変化は無し。(あくまで私の場合ですが、安心ポイントその2!!)
何事もなく造影剤入れて撮影。その後15分くらい時間置きまーすの指示。この間に点滴外す。
で、15分後もう一回撮影して終了。
点滴も外れてるので、終わったらありがとうございました~~でMRIから出てスタスタと更衣室へ。着替えて終了。特に立ち眩みとかも、気持ち悪さも無し。
時間にして受付からお会計まででちょうど1時間くらいでした。
MRIの中にいたのは40分くらいになるのかな?ネット情報見てると、造影剤無しだともっと短いみたいです。
結果は改めて紹介元の医院で後日聞く形なので、結果はともあれその日は終了!!
絶食だったので、ずんだシェイク飲んで帰りました。(4時間前から絶食だったのですが寝坊して30分すぎちゃったので結果的に朝ごはん抜き。水は特に制限なしでした)
なんなら、そのまま旅行行こうぜってなっても全然行けるくらい、体は楽な検査でした。
総論。
テクノ系のライブハウスの中でリハーサル中寝てると思えばOK。(たまにハッカのロールオン塗られる)
YMOとか浅倉大介とか好きな人は多分嫌じゃない(※個人の感想です)
ステイホーム中の我が家の方がよっぽど辛いやかましさだったわー(笑)
後日結果を聞きに行きましたが、先生の見立て通り、血管腫でした。
特に何もしないので、一応大きくなってないか半年くらいに診せにきてね。でこの件は終了!
「患者さんへの負担が少ない検査」って謳い文句のMRIですが、体験記によっては爆音!怖い!って書かれてたり、造影剤については体験記自体が少なかったり・・・
もちろん感じ方それぞれではありますが、私の場合前情報より拍子抜けするくらいアッサリだったので「大丈夫だよ!」っていうイチ意見はひとつでも多いほうが心強いかなと思って今回の体験記を書きました。
ネットの海にボトルレターを流す気分で(笑)
脅かされて改めて健康の大切さを痛感する出来事でした。
健康管理や検診は大事!!
長文にお付き合いありがとうございました!